先天性眼瞼下垂 ~育成医療制度と高額療養費制度で医療費負担が減らせます~

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先天性眼瞼下垂の手術費用の話です。手術費用には、「育成医療」と「高額療養費」の制度が利用できました。

育成医療制度とは

指定されている障害(肢体不自由・視覚・聴覚・音声・言語・そしゃく機能障害または心臓・じん臓・小腸機能障害など)で、医療を行わないと将来障害を残すと認められる18歳未満の児童で、確実な治療の効果が期待できる者に対し、障害の程度を軽くしたり、取り除いたり、障害の進行を防いだりするために、指定医療機関でかかる医療費の自己負担分の一部(※)を助成してもらえる制度です。

※世帯の所得に応じた月額上限があります。上限額については、各市町村ホームページなどで
確認できます。

高額療養費制度とは

高額療養費制度には、二通りあります。

  • 一度自分で医療機関に医療費を支払い、あとから申請して定められた区分以上の医療費分の差額を返還してもらう。
  • 「限度額適用認定証」を提示し、医療機関で定められた区分内の医療費のみ支払う。

このうち、私たちは「限度額適用認定証」を発行してもらう方を利用しましたので、そちらの説明をしますと、

限度額適用認定証とは

70歳未満の方が「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、ひとつの医療機関でのひと月の自己負担額が一定の金額(患者自己負担限度額)に抑えられます。医療機関では、この認定証を提示すると、自己負担限度額内の金額を支払えばよいことになります。

※自己負担限度額は被保険者の所得区分によって違います。こちらも各市町村のホームページ
などで確認できます。
※認定証は申請日の属する月の初日からの認定となり、遡っての適用はありません。
※負担限度額には、入院時の食事代や保険適用外の病衣・差額ベッド代などは含まれません。

申請方法は?

まず、育成医療制度です。私の住む地域では、市役所の障害福祉課で申請できました。
書類は市役所窓口でもらえます。申請から2週間くらいで医療券が郵送されてきました。
この医療券を医療機関の窓口に提示すると、医療費のうち自己負担額(だいたい一割)までを支払えばよくなります。

申請に必要なもの
・自立支援医療費(育成)認定申請書・・・保護者が記入します
・自立支援医療費(育成)認定意見書・・・医療機関に記入してもらいます
・所得税額証明書等・・・・・・・・・・・源泉徴収票を持っていきました
・保険証(コピーをとられていた気がします)
・印鑑(申請書に捺印するため)
※現在、マイナンバーの記入も必要な様です。

次に限度額適用認定証です。我が家はサラリーマンですので、協会けんぽに電話で問い合わせたところ、書類を郵送してくださいました。こちらは申請から3週間くらいで認定証が郵送で届きました。これも育成医療と同様で、医療機関の窓口に提示すると、自己負担額内の支払いのみになります。

申請に必要なもの
・限度額適用認定申請書
・印鑑(申請書に捺印するため)
※現在、マイナンバーの記入も必要な様です。

制度のことは病院で教えてもらえた

そのような制度の事は全く知らなかったのですが、手術をしてもらう病院で説明してくださいました。病院が遠方だったため、意見書も郵送で構わないと言ってくださり、スムーズに申請が出来ました。

支払額は・・・

差額ベッド代と食事代などで大体9万円でした。入院していた個室の室料が結構高額でした・・。

手術の内容や、程度によっても医療費は変わってくるとは思いますが、これらの制度のおかげで負担が軽減され、本当に助かりました。

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