先日家族で潮干狩りに行ってきました。私が住む地域でも、もう天然ものはほとんどいなくなってしまいました・・・。外来種の貝に食べられたり採り尽くされたり・・・。
そこで「潮干狩り場」に行ってアサリとハマグリをたくさん採ってきました!(←養殖&有料(^_^;))
アサリの効果的な砂抜き方法は
昔から母や祖母がやっていたのは、塩水に入れて暗くして一晩おく方法でした。しかしこの方法、アサリが海に居た時と同じ状況を作っているというだけで砂抜きには効果がない様です。他に釘などの鉄を一緒に入れておくという方法も効果なし。
一番早くて楽な方法は、50度のお湯に浸す方法です。浸す時間はたったの15~20分!
給湯器の温度を50度にセットしてアサリを投入。重ならないように並べて、お湯がぬるくなったら入れ替えて20分経ちました。アサリを引き上げてみると・・・。
こんなに砂が!!(アサリを取り出す時に容器が揺れて砂が固まってしまいました)
とっても楽ちんな方法でした。うちは給湯器の温度を50度に設定して直接蛇口からお湯を入れましたが、沸騰させたお湯に同量の水を加えても大体50度になります。
砂抜きが終わったら貝同士をこすり合わせてよく洗います。
美味しく食べるには・・保存方法と栄養分
冷凍すると栄養価がアップするのか?
しじみは食べる前に冷凍するとオルニチンが増え栄養価が高まる事はご存知ですか?
私はてっきり貝全般が同じと思って砂抜き後、速攻冷凍してしまいました。
しかし調べてみたところ、アサリやハマグリはオルニチンが含まれていないため冷凍しても意味がないみたい・・・。それどころかタウリン(肝機能を助ける)などの栄養分が若干減ってしまう様です。アサリやハマグリをおいしく食べるには、砂抜き後すぐ調理して食べるのがベストです。
冷凍することでメリットも
しかし、デメリットばかりではありません。冷凍することにより、旨み成分であるグルタミン酸とイノシン酸の細胞が壊れてより旨みがアップするのです。
早速翌日アサリのお味噌汁を作ったのですが、確かにいつもよりアサリの味が濃く出ている気がしました。
冷蔵で保存する場合
冷蔵庫で保存する場合は、砂抜きをしてから3%ほどの食塩水に浸し、野菜室で保存します。しかし保存期間は1日~2日程度。しかも徐々に弱ってきてしまいます。
食べきれない分は小分けにしてすぐに冷凍してしまった方がよさそうですね。
アサリ豆知識
①アサリとハマグリの見分け方
アサリとハマグリ、見た目はそっくりですがその見分け方をご存知ですか?私はてっきり大きさが違うだけで同じものだと思っていました(^_^;)
見分け方は、表面を触ったらわかります。
アサリ・・・ザラザラ
ハマグリ・・つるつる なのです。
しかし、その成分はと言いますと、アサリもハマグリもほぼ同じです。大きい分だけハマグリの方が栄養分が多いと言えますが。
それに、お祝いごとによく使われるハマグリはスーパーで見ると単価が高いですよね。ですから潮干狩りでお得感があるのはやはりハマグリですね。
②美味しいアサリの見分け方
アサリは見た目色々な模様があります。色も白っぽかったり黒っぽかったり。しかし中身と色柄は全く関係ありません。
中身が大きくふっくらしているのは、平べったく幅が広いものだそうです。貝が厚いものは浅瀬で育ったもの、平たいものは沖で育ったもので、栄養価も高いとの事。
私が採ったのは潮干狩り場で育ったものなので、なるほど貝は厚みがあるものばかりでした。
そして鮮度の高いものは固く口を閉じているもの。口が少し開いているものは弱っているので避けた方がよいです。触ったらパッと閉じるものならば元気なのでOKです。
昔は近場でもたくさん採れたアサリ。今ではなかなか採れなくなってしまいましたね。今回、養殖の潮干狩り場で採りましたが、子どもたちは楽しそうでしたし、足や道具を洗う場所や、道具貸し出しなど、設備も充実していたので、「まあ、これもアリかな」と思いました。
潮干狩り、大人も子供も楽しめますし、自分で採ったアサリはまた美味しく感じますよね。今からの暖かいシーズン、是非皆さんも行ってみてくださいね。