アラフォーの私の周りの友達にも、独身女性がたくさんいます。
こんな田舎じゃ出会いもないかな・・・と思いますが、テレビや雑誌で見ると都会でも田舎と同じくらい出会いは少ないようですね。出会う機会は田舎よりあると思いますが、そこから恋愛に発展というのはなかなか難しいのでしょうか。
今回は、私の周りの独身女性から見る、婚活恋愛事情を書いていきたいと思います。
日常生活に出会いがない
私が住む地方では、通勤は基本的に自家用車になります。そのため、家と会社の往復のみで通勤途中の出会いはほぼゼロ。会社に来る取引先の人でいいなと思う人がいたとしても、もし付き合ったりデートしたりして気まずい別れ方でもしたら・・・と思うとなかなか一歩が踏み出せないようです。社内恋愛も同じように、別れてからも同じ職場で顔を合わせるとなると気まずい思いをしないといけなかったり。
「どっかに出会いないかなぁーー」と言っているうちに出会いがないままアラフォーに至る友達が多いです。
しかし彼女たちが何も行動せずにただ出会いを待っているわけではなく、婚活パーティーや合コンに参加したり、職場の人と飲みに行ったりと恋愛に向けた行動もしています。その中で、「あーやっぱりもう恋愛とか婚活とかいいや。」と思ってしまう事が多々あるようで・・・。
ケース1.ストーカー気味不倫男
友達Aちゃんは派遣社員です。彼女は向上心旺盛で、契約満了するとスキルアップのために継続せず他の会社に移っていました。
ある会社に派遣されてまもなく、彼女の歓迎会がありました。
その席で、なかなかのイケメンに声をかけられ二人で二次会へ、その後関係を持ったそうです。その帰りに「俺実は今単身赴任中なんだよね。」と言われ、不倫だったと知ったそうです。しかしAちゃんに他に気になる男性が居るわけでもなく、その関係をしばらく続けていたのですが、ある時Aちゃんの携帯が壊れ、半日ほど誰とも連絡がつきませんでした。
携帯電話会社に持っていきメンテナンスを終えて電源を入れてみると・・・その不倫男からの着信で履歴が全て埋まっていたそうです。しかも1分おきとか。メールも「なんで出てくれないの?」「俺なんかした?」「ごめん、なんかしたなら謝るから電話に出て」「電話待ってるから」「Aに嫌われたなら死にたい」と、なんと120件!!
さすがに目が覚めたAちゃんが次に会う約束をして、会ってきっぱり別れを告げましたが、納得していない不倫男に仕事帰りに待ちぶせされたり、メールを大量に送られたり。私が彼女と居るときも、ひっきりなしに携帯電話が鳴り続けていました。
彼女は半年ほどでその会社の派遣を打ち切りました。
その後その不倫男は単身赴任が終了し、家族のもとに戻ったのですが、一年間くらい一ヶ月おきに着信が来ていたようです。
ケース2.紹介に行ったら歯が石膏男
事務をしているBちゃん。
会社のおじさんに、「彼女欲しがってる男がいるからちょっと一回会ってやってくれないか?」と頼まれ、了承したそうです。
待ち合わせたファミレスに行ってみると、40代半ばの牛乳瓶の底の様な眼鏡をかけた男性が。
Bちゃん「こんばんは。○○さんの紹介で来た△△です。」
男性「あ、どうもこんばんは!!(ニヤッ!)」
その笑った口元、上の前歯4本が無く、白い石膏の様なもので固められていたそうです。
直接聞くことはできなかった様ですが、あとから紹介者の男性に聞いてみると、虫歯で歯を抜いたけど、差し歯を入れるお金がなくとりあえずということで石膏かレジンのようなもので隙間を埋めてもらったとのこと。
Bちゃんは顔が引きつるも、すぐに帰るわけにもいかず、その日は一緒に食事をして帰ったそうです。幸いなことに連絡先交換しようと言われなかったため、その後連絡が来ることはなかったそうです。
ケース3.婚約ドタキャン男
市が主催する50人対50人の婚活イベントに参加したCちゃん。
大手保険会社に勤める爽やか系イケメンと出会ったそうです。Cちゃんも綺麗でスタイルもよく、周りの友達も「やっぱり美人はイイ男捕まえるよねえ~」と話していました。
ほどなく二人は婚約。職場の上司や同僚にも結婚式の招待状を配り、幸せの絶頂というところで、突然相手側から「今回の話は無かったことにして」と言われ、急に別れを告げられたとのこと。理由を聞いても「縁が無かったという事で」の一点張りで話を取り合ってくれなかったそうです。
周囲もどう声をかけていいかわからず・・・。婚約までしておいてなんなんでしょう。
相手の親が反対でもしたのでしょうか。どっちにしろダメ男ですね。
ケース4.サークルで勘違いおじさん
元々運動部で社会人になってもジョギングサークルに入り運動を続けているDちゃん。
そのサークルにはご年配から同世代まで様々な男女がいるようで、いつも楽しく参加していたようです。
彼女も派遣社員として企業で働いていて、その時派遣されていた会社ではもう2年働いており、他の正社員の方たちともうまくやっていました。
その中に、たまたま同じサークルに所属しているおじさん(50代後半)がいて、一緒のマラソン大会に参加したりして仲良くしていました。
ある日、そのおじさんから個人的にLINEが入りました。
「今度二人で走りに行って、そのあと食事に行こう」
彼女は、「走るのはいいけど、そのあと二人で食事はちょっと行けません。」
という内容の返事を返したそうなのですが、その後、私に「ねえねえ、これって、どうとらえたらいいのかな?」とDちゃんが相談してきた内容が、
「君には失望した。今まで君には会社でも特に親切に接し、他の社員と隔たりがないように気を使ってあげていたつもりだ。君も僕の誘いに何度も乗り、同じ大会に参加して楽しそうにしていると、そう思っていた。お互いの思いを確かめ合うために食事に誘ったがそれが出来ないという事は、僕への思いは嘘だったということか。君がそんな女性だとは思っていなかった。君がその気なら僕の態度が変わったとしても、君に文句をいう権利はない。」
え、既婚者ですよね?大きいお子さんいらっしゃいますよね?
私もびっくり。もちろん彼女はそんな下心ありで優しくしてもらっているなどとは思っていないですし、そういう気持ちで一緒に走っていたわけではありません。まさかそんな親子ほども年の離れたいい年のおじさんが勝手に勘違いするなんて・・・。
ちなみにDちゃんは見た目も中身もボーイッシュで、彼女と接して「色目を使われてる」と思う男性なんて、今までも居ませんでした。
とてもアラフォーには見えない可愛らしいDちゃんに勝手に惹かれたおじさんが、両想いと思い込んで暴走したのでしょう。
結局彼女もその企業の派遣を打ち切り、他の会社に移動する羽目に・・・。
そのサークルの中に同世代の男性がおり、互いに連絡を取り合って二人で会ったりしばらくいい感じだったのですが、この一件で彼女はサークルも脱退。段々疎遠になり、結局その男性とも自然に終わってしまったようです。
やっぱりいい出会いは少ない
今回は4人のケースをお話ししましたが、まだまだ色んなケースがあります。
アラフォー世代で残っている独身も少なくなり、いいなと思う人は既婚者、たまに出会ったと思えば変わった人だったり・・・。
今はSNSなどで知り合えるチャンスもありますが、アナログ世代の私はどうもネットでの出会いは信用なりません。見たことも無い人と二人っきりで会うなんて、リスクしかないと考えてしまいます。
あまりしつこく「最近どうなの?」と聞かれるのは嫌かもしれないのでその後のみんなの様子は聞いてないのですが、なかなかいい出会いは少ないなとつくづく思います。