ネットやテレビでよく見る幼稚園ママのいじめやマウント・・・。恐ろしい世界だなと怯えておりました。都会は大変だなあと他人事と思っていたら・・・田舎にもあるようです。今回は子どもが通う幼稚園でのママ友トラブルを紹介しようと思います。
ボスママ降臨
幸いうちの子どもたちの学年に「ボス」タイプママは存在せず、気楽な幼稚園生活をたのしめたのですが、他の学年にいた様です、ボスママタイプ。
そのことを知ったのは長男が年長のときでした。子どもの友達のママが「この前大変だったの・・・」と切り出したのですが・・・
ボスの子どもは年中組。年長のAくん、Bくん、Cくんが鬼ごっこをしていたら、ボスの子どもが「入れて」と言ってきたらしく、一緒に遊んでいました。鬼になった子がボスママの子を追いかけてタッチしました。そのとき追いかけられたスピードが速くて怖かった・・・。それをボスである自分のママに告げ口。ボス激怒。幼稚園に電話し、年長組の担任の先生に「謝れ!」「親にも謝罪させろ!」「ほんと、あんたのクラスろくな子供がおらんね!」と罵声を浴びせたそうです。
担任の先生はベテランでしたが、たまらずABCくんのママに電話し、「謝らないと収集つかないから、申し訳ないけど謝ってもらえますか?」とお願いしたそうです。
それで私が話を聞いたAくんのママが電話すると、「年下の子どもが怯えるようなことしていいと思ってんのか!」「どういう教育してんだ!」とまあ、大騒ぎだったそう。なかなか許してもらえず、ひたすら平謝りで長々と説教をくらったそうです。Bくん、Cくんのママも同様に謝罪をしてどうにか許しを得たとのこと。
それまでトラブルを知らなかった私は「ひぇ~そんな人いるんだね・・気を付けよ・・・」と言っていたのですが、その後あちこちからそういった事を聞くようになりました。
ボスのやり方
まずボスには手下が5.6人います。そしていつも幼稚園でアンテナをはり、なにやら気に食わないママや恰好が派手なママを見つけると、その人のスペックを調べ上げます。「あの人の旦那は○○勤務で家は○○の一戸建て。車は○○。友達に○○組の○○がいるけど、その人の旦那は公務員で・・・」などと徹底的に調べてあるそうです。そのスペックが高いと低いで出方を変えている模様。知り合い以外はすれ違っても目があっても無視。むしろ知り合いじゃないのに目が合うと、「あの人なに?調べといて」となるそうです。そしてその子供を監視し、少しでも友達とトラブルを起こそうものなら大騒ぎをして謝罪に持ち込むようです。
幼稚園のイベントでは、手下が早々に場所取りを手配し、ボスは悠々と自分の子どもの出番前に登場、手下たちが「こっちこっち!」と手招きするところへご満悦に座り、到着時間に合わせて用意されたコンビニのホットコーヒーを飲みます。場所取り禁止区域でもお構いなし。堂々と黄色ラインの上に陣取ってました・・・。
手下たちも恩恵にあずかる
そのボスの手下の一人といつもお迎え時間が一緒で、よく立ち話をしていたのですが、とても感じのいいおっとりタイプママでした。
がしかし、ボスの手下となり、その恐ろしさが皆に伝わりだすと態度が急変。いつもムッとした表情で周りににらみを利かせ、話し方もものすごく上から目線に・・。人ってこんなに変われるんだ・・・と感心しました。
別の手下たちも態度が横柄になり、クラスの話し合いの場で役員にいちゃもんをつけて泣かせたり、園長先生に「あの子と同じクラスにするな」と注文を付けたりやりたい放題。ボスの力、偉大なりですね。
終わりの見えないボスループ
今はもうそのボスの子どもは卒園したのですが、手下たちの残党が残っており、未だ権力をふりかざしているそうです。残党には下の子がおり、その子が幼稚園に上がるとまた自分がボスとなって手下を束ねるんでしょうか・・・。この無意味なボスママループ、幼稚園としても早く終焉することを願っているでしょう。