先天性股関節脱臼④ 日常生活~治療完了まで

スポンサーリンク

三か月検診で先天性股関節脱臼と診断された長男。リーメンビューゲルを装着した生活が始まりましたが、普段の生活と治療完了時の話を書いていきます。

日常生活は?

その後リーメンビューゲルを付けた生活にも慣れ、夜もそれまでどおりに寝てくれるようになり、普通の生活を送れていて、毎日お散歩にも出かけていました。

ただ、ベルトは肩から足の甲へつながっているために、セパレートのズボンは履けません。カバーオールタイプの下の部分を開けたまま着ていました。お散歩のときはタオルケットやブランケットをかけていて見えないので大丈夫です。寒いときは足にレッグウォーマーをつけていました。女の子ならばスカートタイプの服なら着れそうですね。

それから、寝返りはしたいけど、足が開いているから途中で仰向けに戻っていました。彼なりに練習はバッチリしていたようです。笑

大学病院には最初の頃週1回、そのうちに2週間に1回診察に行っていて、(眼科も行っていたので、ほぼ毎週でしたが)ちょうど人見知り時期でもあった息子は、診察の時は毎回ギャン泣きでした。そして、股関節のクリックを確認するたびにオシッコをぶちまけてました…。先生も看護師さんも笑って許してくれましたが、毎回ドキドキしてました。

三か月後 治療完了

長いようであっという間の三ヶ月後、最後の診察でほぼ完治と診断され、ベルトを外したときには、本当に感動、爽快でした!やっとお風呂に入れるね!寝返りできるね!と病院帰りに抱きしめました。

ベルトが外れてすぐに寝返りも無事クリアしました。彼の地道な練習のかいがありました。

三ヶ月ぶりのお風呂、よほど喜ぶだろうと思っていたのですが、息子は一週間ほどギャン泣きで嫌がってました…。

費用について

先天性股関節脱臼と診断されてからの費用ですが、リーメンビューゲル自体が買取となるため、装着した日の通院で18,000円実費がかかりました
しかし、これは育成医療制度で全額返還されます。一か月後くらいだったと思います。手続きについては、「先天性眼瞼下垂 ~育成医療制度と高額療養費制度で医療費負担が減らせます~」で詳しく書いておりますので、ご覧になってみてください。

先天性股関節脱臼についてのまとめ

うちの長男は亜脱臼程度だったので、リーメンビューゲルを三か月装着することで治りましたが、完全に脱臼していたり、程度によっては入院・手術が必要になることもあり、ご両親の心配も増えますね。お母さんは特に、あの時のあれが悪かったんじゃないか、とか、自分の家系に股関節脱臼がいるから遺伝したんじゃないかとか、自分を責めてしまうかもしれません。

私も最初、あれこれ考えて自分のせいで息子がこんな目に・・と悩みましたが、先生が言われるには『原因は誰にもわからない』そうです。お腹の中に居るときに既に脱臼していたかもしれないし、出産の時かもしれないし、産まれてから何かが要因で脱臼したかもしれない。その原因は全くわからないのだから気にしてはいけない、との事。
どうか一人で悩まずに、お医者さんや信頼できる人に話を聞いてもらい、最善の方法で快方に向かうように前向きに歩んで行ってほしいと思います。

歩き方や太もものシワでおかしいな?と思ったら、早めに病院で診察を受けるのが大切だと思いますので、赤ちゃんの様子を注意深くみてあげてくださいね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする