先天性股関節脱臼① 脱臼の発覚

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長男は前述の通り、眼瞼下垂だったんですが、それと同時に、先天性股関節脱臼でもありました。
(→先天性眼瞼下垂①

先天性股関節脱臼の発覚

発覚は、三ヶ月検診のときです。

かかりつけの小児科でベテランのおばあちゃん先生が、両足を持って開脚して「ん?ちょっとだけクリック(引っかかる感じでカクッと音がすること)するかなー?レントゲン撮ってみようね」と、レントゲンを撮って「股関節が左右対称じゃないかな。やっぱり亜脱臼かねぇ。専門医に見てもらった方がいいね。」と大学病院へ紹介状を書いてくださいました。

先天性股関節脱臼について

眼瞼下垂もそうですが、いざ自分の子供がなってみないと知らない病気ばかりです。病気といっていいものなのかどうかもわかりません。それで先天性股関節脱臼について色々と調べてみました。

先天性股関節脱臼とは
大腿骨の先端が骨盤にはまらず、外れてしまっている状態のこと。

「先天性」といってもはっきりした原因は不明

抱き方とかオムツの替え方とか、何か悪かったのだろうか・・・そう思い、先生に尋ねたところ、「原因は全く分からない。お腹の中で既に脱臼していたかもしれないし、産まれるときになったかもしれない。産まれた後になったかもしれないし。」との事でした。

昔は脱臼する子が多かった

赤ちゃんは、ひざをくの字に曲げてガニ股のようにして寝ていますよね。

昔、赤ちゃんはおくるみできつくくるんでおんぶされていたことが多かったため、無理に足がまっすぐに固定され、股関節脱臼する子が多かったそうです。

しかし、近頃ではおくるみ自体使う人が減ったので股関節脱臼する子が減り、それによりお医者さんも股関節脱臼した子を診察する機会も減って、見落とされることがあるそうです。

先天性股関節脱臼の疑いがある状態は

我が家の長男の場合、先生が足を開脚してみて、コリッと股関節が引っかかる感じがあったためにレントゲンを撮り発覚したのですが、他に疑いがある状態は、

・赤ちゃんの足の付け根部分のシワが左右対称に入っていない
・足の長さが左右で違う
・足をくの字に開いていない

などです。他にも赤ちゃんの足に違和感を感じた場合は小児科で相談してみることをおすすめします。

治療には早期発見が大事

見落とされたまま大きくなると、関節が変形したり、痛みが出たりし、治療にも入院が必要になるなど、大変になるそうです。なるべく早期に発見し、治療にとりかかることが大事になってきます。

脱臼を防ぐために気を付けたいこと

長男が股関節脱臼とわかり、赤ちゃんの体は本当にまだデリケートで大切にしてあげないといけないものなんだな、と改めて感じました。私が言うのもなんですが、産まれてから脱臼しないように気を付けてあげて欲しいことを挙げます。

  • スリングを使うときは足の開きに気を付ける
    スリングで横抱きをしようとすると、ハンモックのような形状になり、足は閉じた状態になってしまいます。スリングのサイトを見ると正しい使い方が載っているので、自己流でせずに、よく抱き方を確認してから使ったほうがいいです。私もスリングを持っていたのでやってみようとしたのですが難しくてできなかったので結局使いませんでした。
  • 足を無理に伸ばしたり激しく動かさない
    赤ちゃんの足はくの字に曲がっているのが基本です。無理に足をまっすぐに伸ばしてしまうと脱臼してしまう恐れがあります。また、足首をもって激しく動かすのも良くないです。私は何も知らずに、あやすときに足を動かしたりしていました。そのせいで脱臼したのではないかと、後からとても後悔しました。
  • おむつ替えのとき足を持って腰を持ち上げない
    これも私がやってしまったことですが、とにかく、足を持って何かをするというのは脱臼してしまうリスクが高まるので、気を付けていきたいですね。

それから長男は、眼瞼下垂と股関節脱臼の通院で毎週のように大学病院に通うことに…。

幸い大学病院が家から近かったので、通院はそんなに大変ではなかったのですが、股関節脱臼の治療はなかなか大変なものでした。

治療については次回書いていきます。(→先天性股関節脱臼② リーメンビューゲルでの治療

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