息子の眼瞼下垂手術を終え、帰りに乗った飛行機での話です。
フレッシュなCAさん
若くてまだ初々しい客室乗務員さんが乗っておられました。
搭乗している子どもにおもちゃを配って回っていて、息子のところにも来られました。
「今日はご旅行ですか?」と尋ねられたので、迷ったのですが、瞼の傷痕を見たら気づくかな
と思ったので、
「子どもの瞼の手術で、その帰りなんです。」と答えました。(→先天性眼瞼下垂①)
息子は窓側に座り、それまでずっと外を見ていたので、その客室乗務員さんは瞼の手術痕には気づいてらっしゃらなかったようで、息子を見て、
「あっ、そうだったのですね。」
と驚いた顔をされていました。そして、
「もし、具合が悪くなったり、暑かったり寒かったりしたらおっしゃってくださいね。」
と言ってくださいました。
それから着陸態勢に入る前ころ、その客室乗務員さんが来られました。そして息子に、
「○○くん、これ、CAさんからのプレゼント。中に○○くんへのお手紙も書いたから、着いてから読んでね。」と、ポストカードの入った袋をくださいました。
そのCAさんからのプレゼントは
着陸して、飛行機を出るときにも「またね!また飛行機に乗ってね。待ってるからね!」と声をかけてくださいました。
帰ってから袋を開けてみると、ポストカードが三枚、そのうちの一枚にメッセージが書いてありました。
思いがけない優しさに、とても感動しました。しばらく、姿が見えなかったとき、これを書いてくれていたんだ、と思い胸が熱くなりました。
まだ新米であろう客室乗務員さんがこんな素敵なプレゼントをしてくれるとは、なんてすばらしい会社なんだろう!と思いました。思いやりのある社員が育つ会社はこの先もきっと安泰ですね。
会社を創るのは人
あれから飛行機に乗る機会はまだないですが、次回乗るときも、きっとこの航空会社を利用したいです。
会社って、やはり人が創造するものなんだな、とつくづく思いました。私も会社で働いている一人。会社で会うお客様にとってはその会社の「顔」です。一人の対応ひとつでその会社のイメージは決まってしまいます。
いつでも会社の「顔」として、この客室乗務員さんのように思いやりを持った対応をしていけるよう、心がけたいと思った出来事でした。