パートで働き始め、丸一年経った年末調整時期。
主人の会社の「配偶者特別控除申告書」を記入しなくてはいけません。そのため、私の働く会社で年間の源泉徴収簿の写しを見せてもらったのですが・・・
パート勤務一年目の年収は
まず、私の勤務体系はこうです。
- 月~金 週5日
- 午前9時~午後5時 7時間
- 時給 900円
- 交通費 2,800円
- 子どもの急な発熱や行事で早退、欠勤が月2回程度
- お盆・正月は仕事に支障がない程度とって可(実際3~5日)
それで年収が・・・
総支給額 129万円
社会保険料 20万2千円
手取り 109万
少な!笑
働き損です
働き出す前、ある程度調べて社会保険料を払わずに済む条件を満たしてない事はわかっていたものの・・・103万を超えないように働いている人と大して変わりません。
一日の勤務時間を 午前9時~午後3時の5時間にした場合とほぼ変わらないのです。
実際に一年間働いてみて、疲労感と拘束時間を考えると、「本当、損。」って思います。
そう、これがよく言う「働き損」ですね。
130万の壁とは?
そもそも130万円の壁とはどういうことかと言いますと、以下の条件を一つでも満たすと社会保険料を払う義務が発生します。
②ひと月の労働日数が概ね正社員の3/4以上
③年間給与総支給額が130万円以上
私の場合、総支給額は130万円以下なのに、①と②がオーバーしているために社会保険料を支払わないといけないのです。これ、一番損なパターンですよね。
そこで①・②について考えてみたのですが、私が働いている会社の正社員の労働時間は、
①一日7.5時間・一週間37.5時間
②ひと月の労働日数 24日
なので、私が社会保険料を支払わなくてよくなる条件は、
①一日5.5時間 または 一週間28時間以内
②ひと月の労働日数 18日
ということになります。まず①ですが、1日7時間勤務は必須の為、一週間で考えます。そうすると、28時間 ÷ 1日7時間 = 4日間 つまり、週4日勤務ならばクリア。
そして 週4日勤務 × 4週(1ヶ月) =16日
おお、②もクリアです!
今までも月に2回は子供の行事で休んでいるので、あと2回休みを増やすだけで、年間20万もの社会保険料を払わなくてよくなるわけです!
これは上司に相談しよう
会社側も、私の社会保険料とほぼ同額を負担しているのですから、それがなくなれば経費が浮き、損はない話です。早速、双方どれくらいの金額が浮くかを表にして上司に提出しました。
その結果、この条件を受けていただけました。
ちなみに、ここでいう「社会保険料」とは、健康保険料と厚生年金です。所得税と住民税はもちろん引かれますが、数千円程度です。
一長一短あります
全くのノーリスクかと言われると微妙な部分もあります。
一つは厚生年金。今コツコツ支払っておけば老後の年金が多少なりとも増えますよね。今の手取りを重視するか将来に備えるか、という選択だと思います。
それからもう一つ、健康保険料を支払っていないので、会社の健康診断は受けることが出来ません。これも個人で受診するとなると、結構費用がかかります。
がしかし!私は今の働き方がベストだと思っています。手取りアップよりも良かったこと、それは週半ばに1日休めることです。
今までは銀行や市役所、学校で必要になった用品、子供の予防接種など、仕事帰りや土曜日にバタバタと行かなければならなかったのが、その中休みで行くことができますし、主婦のママ友さんと会うこともできます。子どもたちも週1日は、他の友達と一緒の時間に帰ることができ、遊べるようになりました。精神的にも「よし、あと2日で休みだ!」と考えると楽です。
働き方は人それぞれ
実際、働いてみないと気付かない事って結構ありますよね。できると思っていたことができなかったり。こんなに大変なんだ、と思ったり。
人それぞれ色々なライフスタイルがありますね。最近は、「そろそろ働きたいんだけど、どういう働き方がいいかな?」と相談されることもしばしば。
私の第一声は、
「私みたいに、いきなりフルタイムでがっつり復帰は疲れるよ・・・。」
出産後、産休1年で職場復帰される方もいる中、ぬるくてすみません・・・。